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平和運動への関わりかた
喫茶どるめん を下方にスクロールしたところに



「3月20日の<ピースカフェinどるめん>でのダニエル・マーリンさんの講演録」



という記事があります。

アメリカの市民が、戦争や核兵器に疑問を抱かなかった子供時代から振り返り、過激な平和主義者だった時代から現在の平和運動への取り組みを、正直に語っています。

体験した事実を客観的に語っていて、草の根的な視点が、非常に貴重なものと思われます。

平和について興味のある方はぜひ、御覧ください。


*


おれ自身、イラク問題から平和をアピールしだした、平和主義初心者ですが、基本的には個人主義でいい加減な人間なので、おれが平和についてアピールすること事態、世の中が狂ってると思ってます。

前サイトの スタイルシートのバグにもうダメダメ でイラク問題について論争のマネごとをしたり(カテゴリ「イラク問題」)、イラク反戦のデモにも参加しましたが、そんな少ない平和運動の体験だけでも、けっこうダニエルさんの講演は身につまされるものがあります。

特に、平和について無関心なひとの興味を惹くことは、いまのおれにとってネット上の大きなテーマとなっていて、手探り状態で試行錯誤を繰り返しています。

平和ばかり叫んでいても、みな逃げていくだろーし、本気をどこかで示さなければ、ひとの心を打つことはできない ・・・・・・ むつかしいです。

あと、非論理的、感情的に批判してくるひとに対し、どう説得するかも、むつかしい問題で、おれが苦手とすることでもあります。「もういいや」 となっちゃうんですね。投げやりになる。

でも、それではイカンとも思ってて、やはり日日の精神修行かな、と考えてます。


*


とりあえずは、次の衆議院選に向けて、何か長期的なアプローチをするか、またそのようなアプローチがあれば参加したいと考えてますが、現在、具体的な方法は見つかっていません。



目的は、日本が外国に行き、人を殺さないようにすることです。



前置きが長くなりましたが、以下、ダニエルさんの講演録から引用します。ほかにも興味深いことがたくさん語られているので、ぜひリンク先に飛んでみてください。



「バークレーの平和運動」について話して下さいと言われましたが、それは大きすぎるテーマのように思われます。わたしが確信をもってお話できる事は、いろいろ変化し続けている平和運動の中で、数十年にわたる私の個人的な体験についてです。



戦争を指示する学生グループの代表で、こぎれいな洋服を着た若い女性と討論した時は、去り際に、彼女の考えを変えることが出来ない失望感と怒りで、彼女の座っているテーブルを激しくゆすり、「うそばかり乗っているこのテーブルを誰かが来てひっくり返すからな!」と捨てぜりふ言いました。彼女は飛び上がるほどびっくりし、黙ってしまったが、彼女の目にはショックと恐怖が現れていました。



この事件を取り上げた理由は、それ以来数年間、私は平和運動を年政治的立場からではなく、人間関係への感受性から観察してきました。客観性とユーモアのセンスがなければ、我々がののしっている人々と容易に生き写しになってしまいます。



政府から徴兵前身体検査に、出頭するよう命令がありました。検査の前、数日間、食を断ち、体重を減らし、弱々しく見せようとしました。また、体臭がひどくなるよう入浴を避け、検査官の前での、考えうる問答を練習し、私が精神的、身体的、性的にいかに不適切かを分からせようとしました。その日が終わって、私の嘘は成功し、兵役には不適格との報奨を得ました。



Margaretはとても聞き上手な方です。何年にもわたる我々の活動のなかでは、我々の考え方に激しく挑んでくる人々もいます。Margaretは静かに愛想よく彼らの意見を聞き、話の腰を折らず、辛辣な言葉で応酬したりしません。同じような状況の時、すぐ神経質になり、怒り、守勢になってしまう私とはずいぶん違うなと思いながら見ていました。彼女は建設的な対話は可能であることを身を持って示してくれました。



我々が同意できない政府の政策に、公然と向かい合うことは大切な事なのです。去年の冬、数千万もの人達がイラク戦争に反対してデモに参加しました。彼らは戦争を止められませんでしたが、完全に無視された訳ではありません。参加者の数だけでも報道価値がありました。何百万もの考えを同じくした、しかしデモに参加しなかった、人々が見ていましたし、政治家も見ていました。我々の努力の甲斐もなく、イラクで戦争が進行しているのを見るのは失望させられるが、草の根の平和運動のプレッシャーがなければ、戦争を起こした者達はもっと無鉄砲に行動していたでしょう。

by bra-net | 2004-08-16 19:12 | イラク/ブッシュ/小泉 | Comments(4)
Commented by heteheete at 2004-08-16 21:08
非常に興味深い記事のご紹介ありがとうございました。
早速前頁読みに行って参りました。

『世界の他の場所では、もっと危険な状況下で、人権や、平和や自由をを守るために、毎日信じられないほどの勇気をもって闘っている人々がいます。何百万人もの人々は毎日生きるための戦いだけに心を奪われ、自分達の身を守るために政治活動を恐れています。』

最期の言葉がとても沁みました。

「どるめん」一瞬、bravoさんのお好きな吉祥寺あたりにある
お店なのかしら?と勝手に考えたりしておりましたが関西なのですね。残念。
関西に出かける機会がありましたら出かけてみたいです。
Commented by n_ayada at 2004-08-16 22:27
横から失礼します。
heteheeteさん、「どるめん」は兵庫県尼崎市にあります。
というか、いや~、実に懐かしい名前。
10数年前に2~3回行ったことがあるだけですが。いわゆる自然食品などを食べさせてくれるところでした。
今もがんばっているんですね。
Commented by bra-net at 2004-08-17 11:50
〆hete さん          
>非常に興味深い記事のご紹介ありがとうございました。
いえいえ。

>最期の言葉がとても沁みました。
この記事は、ブログで平和問題に熱心取り組んでおられる hete さんに読んでもらえたらな、と思いもあり、アップしましたねえ。
Commented by bra-net at 2004-08-17 11:51
〆n_ayada さん       
>横から失礼します。
よこやり、大歓迎です~~~ヾ(^∇^)
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