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「小泉擁護、人質批判派」の精神的背景についての考察 1 ~コメント応酬の経験より~
Ⅰ [2つのポストでのコメントの応酬]

イラク高遠さんら誘拐ではあんぐるぐる顛末記、最近の香田さん誘拐ではイラク香田証生氏誘拐殺害事件 判決文 ~被告人・小泉純一郎~、で、人質を擁護し、小泉政権の責任を追及するポストを立てたところ、「イラク問題における小泉擁護、人質批判派」(以下『小泉擁護派』)が集る複数の掲示板に張られたアドレスからやって来たと思える多数のコメントがあった。


2004/11/13 現在
「あんぐるぐる」コメント143件(但し、おれの返答のコメントも数に入れている)、最高アクセス数約1000件/1日。

「判決文」コメント170件、同アクセス数1422件/1日(11月3日exciteのカウンターより。別途導入のカウンターでは1357件)。「判決文」のほうは最近のポストなので、現在もコメントがある。


「小泉擁護派」のコメントは大別して、「罵倒」「反論」に分けられる。「罵倒」が最初に来るのだが、これは1~2日で終わる。その次に「反論」が残り、おれの返答にさらに反論がある。





Ⅱ [「小泉擁護派」にレスする理由]

「罵倒」に返答する必然性はないのは当たり前だが、「反論」には、それがポスト内のおれの主張に触れているものならレスするようにしている。理由は4つある。

*


1、「掲示板」、もしくは「コメント欄」でのやりとり、それこそがネットの独自性。

これはその他のメディアでは、ほとんど不可能だ。しかもネットはレスポンスが早い。事件が新鮮なうちにポストを立て、コメントのやりとりが出来る。その点で、ほかのメディアから優位に立てるわけだ。そのさい、本文に足りない点や、間違いの訂正も可能になるし、反論の存在も提示できる。これは時事を扱う場合、大切な機能だと思う(実際、そのような使用例は個人のサイト、ブログにおいて極めてマレであるが)。


2、反論がないと人間は駄目になる。

反論をすべからく拒絶すればなおさらだ。ほとんどの人間は性格に弱い部分を持っているので、自分の意見を一方的にぶちまけていたり、褒められるばかりいると(おれの場合ほとんどないが(笑)、だいたいの人間は、性格が腐ってくるようだ。「わしはエライ。がははははは」 となる。そうならないためにも、反論の余地を残しておかなければならない。


3、反論に対してコメントすることで、自分も勉強になる。

これは、相手のコメントから学ぶ、ということではなく(本当はそれも期待しているのだが)、自分を弁護するために、資料の裏づけが、さらに必要になる場合があるからだ。


4、反論に対するスキルを貯めることが出来る。

「小泉擁護派」からのコメントは、礼節を欠いたものや、明らかな誤読、本文に書いてないことへの反論など、ポストのテーマから逸脱しているものがほとんどで、レスしたくない気持ちもわかるのだが、敢えてそこからコメントに値するものを汲み上げ、レスすることにより、「小泉擁護派」の短時間で大挙してやってくるコメントに慣れることが出来る。実際、約半年前の「あんぐるぐる」での「小泉擁護派」とのやりとりは、今回の「判決文」への「小泉擁護派」の来襲のさいにも役に立った。スキルが上がったのである。どういう展開になるか読めたし、そのとうりの展開だった。「法則」、或いは「流れ」みたいなものがある。それを知っていればいたずらに怯える必要はない。おれの見る限り、「小泉批判、人質擁護派」のネットの住人は「小泉擁護派」の書き込みを、必要以上に恐れているように思える(困ったときは、おれでよければアドバイスします)。




Ⅲ [「小泉擁護派」の心理 1]

で、じっさいの「小泉擁護派」からのコメントはどうかというと、「罵倒」を除いたとしても、実は、「反論」になってないものがほとんどである。

おれは「理屈」で書いている。他の平和系のサイト、ブログと比べて感情的表現、閲覧者に対し挑発的な表現が多いかもしれないが、それは「芸」である(あちゃ、ネタバレしちゃった)。

それが成功してるかどうかは別にして、なぜ「芸」を使うかというと、「理屈」をそのままおれが書き連ねても退屈なポストになる可能性があり、一時 はてなダイアリー を使いニュースサイトの真似事をやったこともあるが、おれ自身も退屈だった(そのときも「小泉擁護派」の来襲があった。はじめてなのでビビッた(笑) ⇒ 何事も経験です)。

退屈 ⇒ 誰も見ない、というのをおれは恐れている。自己満足を目的としていないし、そのさいの自己満足は、平和の実現には大きな内なる敵である。イラクの問題を取り上げるときは、イラク戦における死傷者数を減らすことを目的としている。なので、日頃イラク問題に関心の少ない人たちが読みたくなるようなポストを心がけている。

断っておくが、これは他の平和系サイト、ブログに当てはめている訳ではない。おれの資質を考えた場合の表現方法である。表現形式は、自分に合っていて、一番能力を発揮できるものを選べばいい。


どーもこのポストは脱線が多いようだ。


話を元に戻すと、「理屈」で書くおれに対し、「小泉擁護派」は「感情」を背景に反論しているみたいだ。これでは噛み合うはずがない。

そして「小泉擁護派」の「精神的背景」について、おれは半年前の「あんぐるぐる」でなんとなく正体が推測出来たのだが、今回のコメントの応酬で、確信とまでは行かないが、その確度は上がった。

「小泉擁護派」の、彼らも気付いていない心理。平和運動を展開するさい、それを知っているのと知らないのとでは、大きな差が生じるかも知れない。

次回はその続きを書き、そのあと、彼らの「精神的背景」を説得すべく、おれのイラク問題における新たな考察を彼らに提示してみよう。


つづく




以下の記事にトラックバックさせて頂きました。管理人の皆様ありがとうございました。

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by bra-net | 2004-11-13 10:18 | イラク/ブッシュ/小泉 | Comments(5)
Commented by kazzVaporTrail at 2004-11-13 11:56
TBありがとうです。
ここにくる『擁護派』みたいにしつこい連中は、私にはとても相手し切れないですよ。Bravoさんはホントに根気がある、つうか祭り好きというか(笑)
でも、なにより自己満足に終わらせず、ブログを自分の持てる道具として最大限に平和利用するスタンスには敬服します。私も見習わないとなぁ。
(^o^)ノ早く続き、読みたいです!
そういえば、私に『ケンカ売』って来た奴は全然骨のない奴で拍子抜けでした。
Commented by bra-net at 2004-11-14 09:52
〆kazz さん            
>Bravoさんはホントに根気がある、つうか祭り好きというか(笑)
はは、ありがとうございます。後者はまさしくそのとうりですが(笑)、前者はまだまだですねえ。イラクに関し、粘り強く取り組んでいるサイト、ブログさんがたくさんいらっしゃいます。

>(^o^)ノ早く続き、読みたいです!
さんきゅ~~~ヾ(^∇^)
Commented by 失礼します at 2004-11-14 15:24 x
http://branet.exblog.jp/1256240/
にお邪魔させて頂いております。お待ちしております。

願わくば、私を完膚なきまでに論破して頂けんことを。
Commented by n_ayada at 2004-11-14 23:59
TBありがとうございます。
う~ん、壮大なスケールの構想に感服しております。私にはとてもとても、そんな境地にはたてませんよ。自分の身の丈にあわせていきますよ。

ところで、今回のライフログも私へのプレゼントでしょうか?
gabby pahinui はレコードで何枚か持っていますよ。ライ・クーダーからの流れで聞き始めました。でももう何年も聴いていないなぁ。CDも出ているんですね。欲しい!
Commented by bra-net at 2004-11-15 09:53
〆 ayada さん             

>TBありがとうございます。
こちらこそです。

>う~ん、壮大なスケールの構想に感服しております。
ありがとうございます。お上手ですねえ。

>今回のライフログも私へのプレゼントでしょうか?
そうです!(笑 狙い撃ち続行中です。

>gabby pahinui はレコードで何枚か持っていますよ。
おお! 敵ながらあっぱれ!(笑

>ライ・クーダーからの流れで聞き始めました。
聴かねばと思いつつ、彼のハワイもの、聞いてないですね。one meet ball~♪

>CDも出ているんですね。欲しい!
gabby のCD、2枚もっとりますが「Gabby」~panini records、PCDB-1002~ にノックアウトされました。ライフログのは聴いてないのですねえ。載せておきながら(笑
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