「人はなぜ戦争をするの?」
回答。 近代に限れば、人は戦争をしない。 そして、そんなこと言ってる限り、戦争はなくならない。 答は風の中じゃない。そこにある。目の前に。 2004/10/04 筑紫哲也ニュース23 「坂本龍一の“WAR AND PEACE”」 より 「人はなぜ戦争をするの?」 という問いかけは、 「自分は戦争に反対している。だから悪くないんだ」 そう自分を正当化するための台詞だ。 そんな退屈な問いかけをする時間があれば、少しでも戦争がなぜ起こるか、そのシステムを勉強するといい。 「どこで?」 まず、どこにも存在しない (((笑 知っている人間もほとんどいない。 でも、おれは知っている。 と、書けば、なんだかよく出来た映画のようでしょ (((笑 でも、それは事実なんだなあ。あまりにもフィクションが滑稽に描き過ぎたせいで、真実が、いちば真実から遠いことのように思われるようになった。社長椅子に座り猫の頭を撫でる、顔に陰が射した黒いスーツの人物みたいな (((笑 そして、それを聞けば人は、笑いはじめる ・・・・・・ 「はは、おもしろいね」 ☆☆ 以下、引用、全文転載、転送、自由 ☆☆ 1800年代後半、アメリカで二つの財閥が誕生した。 ロックフェラー、モルガン。 鉄道で大儲けし、その財力を他の分野に注ぎ込んだ。 既に資本主義であったアメリカにおいて、「カネ」は最高のチカラだ。 ライバル企業は尽く潰すか、脅して吸収した。そのときの様子は「ギャング」と評されている。政治にも「カネ」を注ぎ込み、ついにはアメリカ政府さえ動かすようになる。 ここでいう「動かす」とは、「政府に圧力をかける」ていう意味じゃないよ。文字どうり「支配する」ことだよ。 ヨーロッパにはユダヤ系のロスチャイルド家という、昔からの金融業者があった。これも、アメリカに乗り込んできた。 世界三大財閥の誕生である。 三大財閥が、この19世紀後半から20世紀前半の資本主義が産声を挙げた時期に稼ぎ出した金額は、膨大なものであるらしい。そしてその100年前に作った資本が、現在も大きなチカラを持ってるという説もある。 これを読んでるあなたたちは「カネ」がチカラであると知っている。最近「カネ」だけでは幸福を掴めない、ということに気付き始めてるみたいだが。 だとすると、こう書けば、うえのなんか歴史の授業くさい話は理解できるかな。 ある業種で大儲けをする ⇒ 他の業種にその「カネ」を注ぎ込む ⇒ 資本が巨大なので成功する ⇒ 政治家にも「カネ」を渡す ⇒ ますます巨大な企業になって行く ⇒ グループ化されて行く ⇒ 他の業者から不満が出る ⇒ 「カネ」でいろんな圧力をかける ⇒ さいごには吸収合併する ⇒ ますます巨大な企業になる ⇒ マスコミから不満が出てくる ⇒ マスコミを買収する ⇒ マスコミは巨大企業の味方になる これで、産業、政府、マスコミが、ひとつのグループ企業の手に収まったわけだ。簡単でしょ? 簡単すぎてウソくさい? ふふ、餓鬼だなあ。 ウソつきや評論家や馬鹿が物事を複雑にしてるだけ。 [ウソつき] ウソは、大メジャーが政府やマスコミを通じてつく。 [評論家] 評論家には、大メジャーに雇われてる者もいれば、そーでない者もいる。そーでない者も、物事が複雑であるかのようにもったいぶる。自分の食いブチが増えるからだ(例外の評論家もいます)。 [馬鹿] 馬鹿はこの、ウソつき、評論家の言葉に乗って、浮かれ騒ぎ、ときにはそれを引用してみせ、さも自分がインテリかのように見せかける。馬鹿だからだ。 話はズレたが、こうしてアメリカを中心とした資本主義社会は、世界三大財閥の手にわたり、そのことは、不思議なことに、みな知らなかったとさ。 そして、いちばん「カネ」になるのが 「戦争」 だと気付き、大財閥、政府、マスコミが一体となって 「敵」 を創り出し、キャンペーンを張ったとさ。 それからはザクザクと戦争、紛争が採れたとさ。 そしてザクザクと財閥は儲かったとさ。 政治家も、その分けまえに預かったとさ。 ようするに、人は戦争をしない。 企業の利益のため、戦争をさせられている。 さて、このことをおれはどこで知ったのかな? それはたったひとりのノンフィクションライター。 たぶん世界でただひとり、世界を動かす、ほんの少数からなる組織の存在さえもを探りあてたひと。 広瀬隆 この人の財閥関連の著作を読んだら、 「人はなぜ戦争をするの?」 なんてカッコのいい、自分だけいいひと、みたいな台詞を吐くなよ。 広瀬隆の本を読めばいい。中学生でも読めるはずだ。 そしてその内容を理解することが出来たら、何かをしたなるはず。それを伝えたくなるはず。 「敵を知る」 それが回り道のようでいて、平和を築くうえで、大切なことなんじゃないかな。 これまでの平和運動は残念ながらことごとく失敗している。現在も戦争、紛争が絶えないことがそれを証明している。 その失敗の大きな原因のひとつが、「敵」 を明確にしなかったというところにある。 ただし、広瀬さんの本は、膨大な数の人名とその肩書き、そして血のつながりが出てくるものもあり、はじめて読むには退屈なものもあるかもしれない。 とりあえず、面白くも読めるものとして、個人的にはこれを勧めておく。 億万長者はハリウッドを殺す ついでにファンサイトも。 広瀬隆 web-site [地球の落とし穴] おれは21世紀の未来は、このひとの著作を全世界の先進国の市民が解読できるか否かにかかってると思うよ。 でもほんとは、大した人間じゃないおれが書けてしまったように、すごく簡単なことなんだけどね。 おしまい TB 愛のまぜご飯
by bra-net
| 2004-10-07 19:45
| イラク/ブッシュ/小泉
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Comments(4)
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at 2004-10-07 21:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2004-10-07 22:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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n_ayada at 2004-10-09 15:30
すみません、ここにトラバしたはずが、なぜか失敗しました。
わたしのblogの方にだけは、リンクはられた形になっています。
0
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bra-net at 2004-10-10 14:42
〆 n_ayada さん
TBありがとうございます。編集画面の最下部「トラックバックURL」にこのポストのトラックバックURLを張って、再送信してください。 http://branet.exblog.jp/tb/1139798
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