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落合采配批判騒ぎと嫉妬
完全試合を巡る落合采配批判騒ぎ、前回のテキストを書き終えてから、批判する者がどこか根本的におかしいと感じ、考えてみたら以下のことに思い当たった。

優勝した中日落合監督に「勝ち方が悪い」といちゃもんをつける奴らは例えば、


マラソンで優勝した選手にも、



「フォームが悪いから優勝しても許せない」



て文句を言うのかな?



言わないだろ?



でも同じこと。
今回の落合采配にヒステリックに文句をつけることと。
落合監督を批判する輩は優勝すること、日本一になることがいかにタイヘンか、いかに立派な行為かくらい分からないのかな。

私は中学高校とバトミントンをしていて、やっと高校最後の県大会でベスト12に入るレベルだった。
そして、私など全く歯が立たない県大会の優勝者がその上の近畿大会へ行って負け、近畿大会で優勝した者が全国大会で負ける・・・。
「上には上がいるもんだ。すごいな」
と感心したものだ。
そんな経験から、トップクラスのアスリートたちには最低限の敬意は払うようにしている。
例え世界選手権やオリンピックで入賞しなくても、日本代表に選ばれるだけでもすごいと思う。
しかし、そう考えない連中もいるようだ。
平気でメダルを逃した選手をバッシングしたりする。



なぜか?



『嫉妬』の影響が大きいと思う。


記事のテーマ、誰のどの部分の発言を選択し掲載するか、またどの意見を「世間の声」とするかなどは編集部が決めることでコメンテーターが決めることではない。ようするに人の意見を借りて物事や人物を批判することが出来るのが記者や編集である。
スポーツ紙の文面から記者の嫉妬がもろに伝わり、イヤになることがある。


「顔もいいし、スポーツも出来るし、ええのお、ええのお。わしはしがない記者。いつまでたっても給料は上がらず飲みにもろくにいけん。お前らええのお。皆から注目されてええのお。お姉ちゃんにもモテてええのお。どうせ取材に来た女子アナいてこましとんねやろ。くそ。美人と寝やがって」


「なに~、メダル取れんかったぁ!?わははははは。ざまあみさらせ。この阿呆が。さあ、書いたるでえ。叩いたるで。世間がこんな注目しとるのに、世間がこんなに応援しとるのに。ええ加減にさらせ。TV出てにたにたインタビューばかり受けとるから気が緩んだんや。阿呆か。ざまあみさらせ。滅多メタに書いたる」


私には嫉妬という感情が欠落しているので若い頃は気付かなかったが、年を取るとともに連れ、この嫉妬という感情が人間の行動の大きな一要因になっていることに周囲を見渡して気付き始めた。
今回、落合批判の意見を載せた媒体の編集サイドに『嫉妬』はなかったのか?



完全試合 落合采配の何が悪い


中日優勝も「オレ流」のKY継投 「これが野球か」と批判相次ぐ
53年ぶりにプロ野球日本一に輝いた中日ドラゴンズだが、優勝を決めた試合での"あの継投"が物議を呼んでいる。スポーツライターの玉木正之氏は中日新聞へのコメント掲載を急きょ断ると宣言。楽天イーグルス野村克也監督もテレビ番組で「監督が10人いたら10人とも替えない」とまで述べている。日本一になればそれでいいという考え方もできようが、「これが野球か!?」という批判は止まりそうもないのだ・・・
[ 11月02日 20時39分 ] J-CASTニュース

# by bra-net | 2007-11-03 06:10 | 時事 | Comments(3)